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エアコンが冷えない=ガス漏れとは限らない
エアコンから出る風が冷たくないとき、まず思い浮かぶのが「ガス不足」かもしれません。しかし、実は冷えない原因は他にもたくさんあります。
- フィルターの汚れ: 目詰まりによる風量低下。
- 熱交換器(フィン)の汚れ: ホコリが原因で冷却効率がダウン。
- 室外機のトラブル: 周りに物が置いてあり、排熱ができていない。
- 設定温度・モードの誤り: 意外と多い「送風」設定など。
まずはこれらを確認しても直らない場合に、初めて「故障やガス漏れ」を疑いましょう。
ガス漏れによくある初期症状
もしエアコンがガス漏れを起こしている場合、以下のような特徴が見られることが多いです。
- 室内機の一部が凍りついている: 室内機の中にある熱交換器の一部が白く霜が降りたり、氷結したりします。
- 室外機の配管接続部に油が滲んでいる: 冷媒ガスにはオイルが含まれており、漏れた場所に黒いシミとなって現れることがあります。
- 冷房の効きが徐々に悪くなった: 最初から冷えないのではなく、年々効きが悪くなっている場合は、微量のガス漏れが進行している可能性があります。
ガス漏れの原因はどこにある?
ガス漏れの大半は、「配管の接続ミス」や「経年劣化」が原因です。
- 施工不良: 取り付け工事時のフレア加工(配管の繋ぎ目)が甘く、少しずつガスが抜けている。
- 振動による緩み: 長年の振動で接続部分が微小に緩む。
- 配管の腐食: 塩害や経年劣化により、配管そのものに穴が開いてしまう。
一度漏れた場所を特定し、補修せずにガスだけを補充しても、またすぐに漏れてしまいます。
ガスチャージ(補充)とはどんな作業?
ガスチャージとは、エアコン内部に専用のゲージやボンベを接続し、足りなくなった冷媒ガスを適正な圧力まで補充する作業です。単にガスを入れるだけでなく、以下の手順が必要です。
- ガス漏れ箇所の特定と修理: 漏れている場所を直さなければ補充の意味がありません。
- 真空引き: 配管内を真空状態にし、水分や空気をしっかり除去します。
- 適正量の充填: 規定量(メーカーの仕様)に合わせて、正確な量をチャージします。
非常に精密な作業が必要なため、専門知識を持つ業者に依頼することが必須です。
ガス漏れが疑われるときの対処法
もし「冷えない=ガス漏れかもしれない」と思ったら、無理に動かし続けず、以下の手順で検討してください。
- まずはフィルター掃除: 内部の汚れを取り除き、改善するか様子を見ます。
- 業者に点検を依頼: 専門の業者に、圧力計などを用いた点検をお願いしましょう。
- 修理か買い替えか判断: 10年近く使用しているエアコンなら、修理代金よりも新しい省エネエアコンへの買い替えの方がコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

